西上州の山(鷹巣岩北稜)がむしゃら登山

西上州には妙義山、荒船山を中心に数々の山があります。
この周囲の山々は標高1000m程度ではありますが、標高以上に険しい山が多くあり、一部の方には非常に人気のある山域です。

「槍ヶ岳に行きたいから、その前に鎖場体験のため西上州へ行くぞ」という方もいるかもしれませんがルートによっては槍ヶ岳よりも難しい!怖い!なんてこともよくあります。

今回はそんな西上州にある「鷹巣岩北稜」という山をご紹介いたします。

高齢化率が日本一高い(2020年)と言われる群馬県南牧村(なんもくむら)には数々の山、多くの滝があり自然を楽しむことができます。
そのひとつに「三段の滝」があります。三段の滝登山口から山を見上げて左側には西上州のマッターホルンと呼ばれる碧岩、その右にあるのが「鷹巣岩北稜」となります。

この山は以前、「山と渓谷」などに紹介されたことがありますが、そんなに多くの人が訪れる山ではありません。実は私もこの山のことについては詳しく知らず、友人ガイドの補佐として参加することになって初めて概略と地図を見て、登ってきました。

登り始めは「三段の滝登山口」です。登り始めると急登・急登・急登・・・
最初に突き当たる岩を巻きながら登ると藪岩登り・・・懸垂下降や藪登りを繰り返すと鷹巣巣岩のピークに立つことができます。途中のピークから見る鷹巣岩は「こんなん登れるの?」という感じですが、全体を通してクライミングルートのような難易度があるわけありません。
ただ、途中、木の根をつかみながら這い上がったり、急な下山があったりするので、なかなかワイルドでがむしゃらに登る!という感じの登山となります。

ロープなしでも登れますが、ロープを出さないで登ることが素晴らしわけでも、ロープを必要以上に利用することが正解なわけでもありません。自分たちの状況に応じて、適切な場所で適切にロープを利用することをお勧めします。

このようなルートは北アルプスのメジャーなルートとは異なり、ルートを選ぶ楽しさや、よじ登るような楽しさにあふれています。
詳細な情報を書かれている方もおりますが、現地で判断していくことこそ楽しみにもなるでしょうから、私の記事ではあえて詳細は伏せておきますので行かれる方は存分にお楽しみください。

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