6月3日(土曜)4日(日曜)福井県で「第59回 海外登山技術研究会 2023」が開催されます。主催はJMSCA(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会で、3日には2022年にパキスタンのK7主峰(6934m)に挑んだ横山勝丘さん、鳴海玄希さんが報告するほか、ネパール・チェキゴ峰(6257m)南フェースの登攀について馬目弘仁さんが、アルゼンチンのパタゴニアについて小峰直城さんからの報告会があり、翌、4日は山野井さんの特別公演と山野井さん、横山さん、馬目さん、鳴海さん、小峰さん、岩崎さんの座談会が開催されます。
ヤマケイオンラインの紹介文には
「スポーツクライミングが急速に普及する反面、厳しい山岳環境下で行なわれるアルパインクライミングの魅力は伝わりにくく、海外の山をめざすクライマー人口が増えないことが課題となっている。ピオレドール生涯功労賞を受賞した山野井さんや、多くのクライマーに活躍のきっかけを提供してきた馬目さんをはじめとするレジェンドたち、そしてトップクライマーたちの言葉からは、海外の山の厳しさや魅力が伝わるはずだ。」
と記載されています。
僕の所属する山岳会も、メンバーの多くがフリークライミングが中心となっており、アルパインクライミングを志そうという人が少なくなってきています。アルパインクライミングというジャンルに限らず、今は、多くの人がやっている遊び方、流行っている遊び方、そんな流れには乗っている人が増えていて、自分で考えた山を楽しんでいる人が少なくなってきたように感じます。
例えばボルダリング・・・とある岩場で適当にボルダーを楽しんでいると若い方から声をかけられ・・・「その課題は何という課題ですか?」と聞かれ「課題名はありません。面白そうだから適当に登ってたんですよ」というと、途端に興味をなくして去っていかれました・・・その方にとって課題名のないボルダーはボルダーではないのかもしれません・・・
話題がそれましたが、今回の山野井さんの講演用に僕が数分の動画を作成しました(山野井さんが当日使うかどうかは開催日までわかりませんけど・・・)ここには山野井さんと僕が遊んでいる様子が映っています。多くは適当に見つけて遊んでいるだけの動画でタイトルはOrdinary Daysとしました。
これを使ってどんな話をするのでしょうか。皆さんの山遊びになにか影響を与える講演になるかもしれませ。お近くの方、そうでない方も足を運んでみてください。
ちなみに動画は公開する予定はないので、講演会限定となります!
何度も言いますが、動画は山野井さんの気が変わって使わないかもしれませんのであしからず。
参考サイト https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=7143
期日:2023年6月3日(土)、4日(日)
主催:JMSCA(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会
企画・運営:JMSCA 国際・AC委員会
主管:福井県山岳連盟 海外委員会
会場:
- 6月3日:福井駅前アオッサ6F 福井市地域交流プラザ601ABC
- 6月4日:福井駅前アオッサ7F 福井県ボランティア協会706・707号室
参加費:一般2,000円(資料代として、両日有効、10代および学生無料)
※一般枠は定員60人。定員に達し次第締め切り
申し込み:専用申し込みフォームより申し込む