10月15日にインドより帰国いたしました。
残念ながら目的とした山への登頂はかないませんでしたが概略を記載します。
今後詳細についてブログにて報告させていただきます。
9/6成田からデリー
9/14BC設置
9/25BCよりABC
9/26ABC4910mよりアタックを開始しました。
しかし標高5950m地点で高さ40m程のギャップとなり、垂直以上の脆いギャップ下から更に脆い150m程のトラバースなどに遮られ先に進む事が出来ず、ここで僕達の遠征を終える事になりました。
雪面を上がりギャップを確認した後、これを越え無事に戻ってくることが出来ないとわかった時には悔しい気持ちでいっぱいでした。
この遠征は2022年頃から山野井さんと計画し当初計画していた山が出発直前に入れなくなり、予定していた飛行機はG20で急遽早まり、現地に入ってからはGoogleで見つけていた山が偵察により氷河の状態が悪く入れず、現地で見つけた未踏峰に挑戦するこになるという様々なアクシデントに見舞われました。出来ればスムーズに、そして登頂という形で遠征を終わらせたかった思いもありますが、今振り返ると、良い面、悪い面、共に遠征であり、僕はその時その時を一生懸命楽しめたかなと思います。
山野井さんからは山野井さん自身、色々と思うところを聞きました。
当然ですがメンバー皆が色々思うところがある登山でした。
僕にとってはこの登山が最後の遠征登山になるかもしれないという思いから全て出し切ろうと挑み今の僕に出来る事を精一杯出し切りました。今回、登頂は出来ませんでしたが山野井さんと、この10年間たくさんの時間を過ごし、2016年、2017年、2023年と共に遠征に挑んできた経験は僕に多くの学びを与えてくれました。
今回の遠征にあたりモンベル様、マジックマウンテン様、アライテント様、日本山岳スポーツクライミング協会様、日本登攀クラブ代表熊谷様、寺沢様、岩崎様他多くの皆様と多くの友人に御礼申し上げます。
遠征メンバー(山野井泰史・古畑隆明・植田寿洋)