以前TBS映画祭で製作された『山野井泰史と垂直の世界』が一般映画として11月25日より『完成版』として全国公開されることになりました。
山野井さんとは日本登攀クラブの先輩として、また兄のような存在として近くで見て、一緒に山で遊ばさせてもらっています。2016年2017年と連続して海外遠征を共にして2017年にはインドヒマラヤルーチョ6000ｍで初登頂することもできました。僕にとっての山に対する考え方は、元々の考え方に山野井さんの考え方というか、感受性というか、そこから学んだり感じたことから、今の自分の考え方や山から感じる感覚などがあるのだと思っています。山野井さんと知り合わなければガイドをやることもなかったでしょう。ガイドをやることで山野井さんから学んだ何かを少しでも多くの人に展開できれば・・・と思うようになったからです。
山野井泰史といえば『ソロ』と連想するのでしょうが、僕が山野井さんと知り合った時には既にソロというわけではなく、いうならばソロ以降の時代を共に過ごさせてもらっています。映画で単独の時代から今までを追い続けています。映画監督をされている武石浩明さんは1996年マカルー西壁登攀へ挑む山野井さん、それはまさにソロ絶頂期から取材していて、それらの映像と現在の山野井泰史の映像を織り交ぜて展開されています。今回の映画には僕も少し出演させていただきました。また現在の山野井さんの映像一部を提供させていただきました。映像は予告動画にも利用されていますのでそちらも是非ご覧ください。
映画の内容は映画公開を楽しみにお待ちください。
完成版ではナレーションに俳優の岡田准一さんが参加されています。
映画公式サイトはこちらから。
