少し前から衛星通信が利用可能となっていたiPhoneですが2025年12月9日よりiPhone14以降のユーザーが、電波の届かない場所にいる時でも「iMessage」「SMSの送受信機能」が追加されました。
現在利用している有料サービスGarmin社のインリーチによる衛星通信と同じく有料サービスのau Starlink Direct、そしてiPhoneの衛星通信どれか一つにすることは出来ないか?とちょっとテストをしてみました・・・
が、現時点での僕の結論としては【まだGarminは手放せそうにありません】ということです。
(現在Garminのインリーチ、auの Starlink Direct、iPhone14以降の機種を利用している)
まず、僕がこれら衛星通信を利用する可能性があるのは、日本の藪の多い山や沢の中、そして標高が高めの稜線ということになるのですが、最近行っている山(ボルダリングだけど)が携帯の電波がないこと、ちょうど現実的に木々の多い山の中だったこともありここでテストをしてみました。
まずGarminはテキストメッセージを書き込んで送信を押して、ほったらかした状態で送信が完了。
これはいつものこと。
(見通しが悪い場所では送信までに時間がかかることがありますが、なんとか送信できるということが多い)
auの Starlink Directはau回線に切り替え利用すると微妙にアンテナが立つため衛星には接続できない状態となりました。
(僕はメイン回線はauではないためStarlink Directに切り替えることでau回線となるということ、それとアンテナマークだけは表示されているがアンテナの色が黒くなってない状態でネットにも繋がらない状態となってしまう)
(この状態は今夏の北アルプスや南アルプスでも起きていました。結局は最近のメジャーな山の稜線ではかなり微弱ではあるものの電波がなんとなく届くことが多く、衛星通信を利用できる状態にならないということでau回線を主体にしている人ならば衛星に頼らず電波がつながっているということになります)
そしてiPhonの衛星通信・・・まず衛星に接続させるために電波受信を試みるのですが、これがなかなか大変で、衛星をキャッチするためには衛星の方向が開けていなくてはならず、まず僕が利用したい状況下では衛星の電波を拾うことはできませんでした。
(これは2024年7月から衛星が利用できるようになった時から同じで、今回、電波を拾いやすくなったとは記載がないため当然の結果でした)
空が開けている屋外なら衛星をキャッチできるのですが、例えば怪我人のそばを離れることができない状況や、自分自身が開けた場所まで移動できない場合を想定するとiPhonの衛星通信だけでは通信ができない可能性が高いということになります。
少なくとも僕が想定している状況ではまだ利用できるレベルには無いということになります。
ただし、現在はIphone14以降を所有している人が無料で利用できるサービスなので使い方を知っておくことで緊急時に役立つこともあり得ると思います。
ただ、現在比較してみるとやっぱり有料サービスのGarminが使いやすいかな。
あとは今後出てくる予定の楽天モバイルの衛星通信がどうかですね。
Garminの衛星通信をご検討の方は以下のサイトからご覧いただけます。
https://www.garmin.co.jp/minisite/inreach/personal/
auの Starlink Directについては以下のサイト
https://www.au.com/mobile/service/starlink-direct/
iPhonの衛星通信についての記事は
https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/12/messages-via-satellite-is-now-available-in-japan/
以前の書いた「GARMIN/inReach対応製品を導入しました」という記事はこちら。
