インドヒマラヤ遠征へ・・・行ってきます。

2023年9月6日~10月15日までインドヒマラヤ(Zanskal)への遠征に行ってきます。以前より遠征についてはこのブログでも掲載していましたが、いよいよ出発となりました。

この計画はもともとHimachal Pradesh州にある別の山に9月8日から出発の予定だったのですが、インドでG20国際会議が開催されるため急遽飛行機が早まるという知らせがあり出発が9月6日に変更となりました。これが発覚したのが8月20日、出発18日前、これだけなら良かった(決してよくもなかったけれど・・・)のですが、続いて目的の山域へ入れないことに。これが確定したのが8月28日。7月頃よりHimachal Pradesh州での大雨により洪水が発生し道路寸断のニュースを確認していたため早めに山野井・古畑の2人で代案を検討してはいましたが、現地エージェントから「問題なく入山できそうだ」との判断で一度は保留に。しかし8月にG20の影響や更なる雨により対象地への立ち入りができないとエージェントからの連絡、更に用意していおいた代案エリアも国内事情により入れないことが確定し、出発の10日前から再度最初から検討を行うことに・・・インドの登山機関へ登山許可を取得するためにはわずかな時間しか残されておらず、最後の検討場所はミウラドルフィン(高所室)の中で・・・時間がない中でしたが二人で「ここが頑張りどころだ」と悩みぬき、Google Earthを睨み資料を読み返し、そこから絞り出した場所は2017年に山野井・古畑で訪れたことがあるZanskarエリアにある山としました。これで行けそうだとなったのが8月31日、出発の7日前でした。

遠征のスタートは2022年頃から「2023年シーズンに遠征へ出向きたい」と、漠然と山野井、古畑で検討していたもので、なかなか具体的な山が定まらず本当に登りたいと思える山、壁を見つけ出し決定するために多くの時間を費やして最初の候補を見つけ出したものでした。そして今回の遠征では自分たちの状況など様々な理由から3名で挑戦することにし、所属する日本登攀クラブから追加メンバーとして植田を含めた、山野井・古畑・植田チームを結成するに至りました。(当初参加予定だったメンバーが残念ながら離脱となり植田は6月29日参加が決定した)

天候については計画当初より気にしていた事ではありましたが、出発目前に起きた大きな変更は近年の地球温暖化の影響によるものかもしれません。僕たちは自然を相手に遊ぶ以上普通に受け入れ、これもまた遠征の一部なのだと思い楽しもうと思っております。目的の山も写真による確認はできておらずGoogle Earth画像によるものであるため最終的に登るラインなどの判断は現地勝負となることが予想されますが、最善の判断を楽しみ、最善の山登りとなるように楽しみたいと思います。

今回の遠征では隊として株式会社モンベル・株式会社マジックマウンテン・株式会社アライテントより商品の提供をしていただいており、(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会より令和5年海外登山奨励金を交付いただいております。この場を借りてお礼申し上げます。

問題なく遠征に送り出そうと努めてくれた妻、家族には本当に感謝しています。ありがとう。

2023年9月6日 古畑隆明

※写真は2017年遠征時のもので記事は9月4日に用意したものです。